あ、そうだ。サチのことについても少し書いておくね。

サチのことを書くのは本当にツライんだけど、事実はちゃんと書かないとね。

サチは私の大親友。

私と違って、大人っぽくて、どこか落ち着いた雰囲気の子だった。

最初は仲良くなれないかなーなんて思ってたんだけど、でも話してみると、スゴいいい子で、すぐに仲良くなったんだ。

だから、カケルと付き合ったことを最初に報告したのもサチだった。

「サチ、私、カケルと付き合うことにした!」

私がそう言うと、サチは一瞬、驚いた顔をしたけど、

「そっか・・・おめでとう」

って言ってくれた。

・・・ゴメン、書いてると本当につらくなってくる・・・。

あの時のサチの泣き顔を思い出すと・・・・でも、こんなこと言ってちゃダメだね。

サチのことにも、そろそろ踏ん切りを付けないと。

少し話が脱線しちゃったね。

とにかく、私はカケルと同じくらい、友達としてサチのことが大好きだった。