着いた家は屋敷
メイドや執事まで…
この人何者?
「あなた誰?」
「申し遅れました。私ファッションブランド‘black‘を世界に展開している東堂 龍雅と申します。」
そういいながら昨日の男…
東堂龍雅は私に名刺を渡してきた。
「お嬢さん。お名前は?」
「白木み…」
白木未依といいそうになった。
本名は捨てる。
でももう‘み‘と言ってしまったからみから始まる名前に変えないと。
「みやび…白木 雅。」
「俺と同じ漢字?」
「はい…」
罪悪感だけ残った。