いつもの暴力と愛のない行為を
されるのが怖くて…。
無意識に逃げてた。
どこ行こう。
ふらっと立ち寄った喫茶店。
お金はすこしある。
「ご注文は?」
ちょっとぶっきらぼうな言い方。
顔を上げると男の人。
22歳くらい?
「顔…。大丈夫?」
「あっ。はい…。」
とっさに顔を隠した。
「ちょっとおいで。」
「え?」
「店長。奥の部屋借りる。」
「はーい。」
引っ張られるままに部屋へ入った。