住み始めてから1か月は
とても優しかった冬弥。
毎日求められて。
必要とされてうれしかった。
ぬくもりを感じれた。
でも…
なにも感じなかった。
次第に麻薬を吸い出した冬弥は
暴力をふるうようになった。
怖かった。
でも逃げれなかった。
だって逃げたら私は本当の1人ぼっち。
毎日繰り返される暴力と愛のない行為。
逃げたら…
拒んだら…
追い出されると思って。