プラネッツワールド☆〜惑星たちのどたばた茶番劇〜

「うるさいわね、もう私に近づかないでよ。私なんか、私なんか…」
「ああ、ああ、お前、悲劇のヒロインのつもりかよ、やだな、そういうの。そ
んなことしてると本当に仲間外れになるぞ」
「何よ、その言い方。女の子に向かって。あんた、それじゃあもてないわよ」
「そういいう問題じゃないだろう、今は。余計なことでこっちの時間を減らさないでくれない?もう、なんでもいいから終わらせようよ、こんなこと。さっ
、とっとと話して」
「わ、分ったわよ…」
とうとう、冥王星のほうが彼の説得、もとい説教におれた。
「この前、地球からメールがあったの。そしたら、地球では、私をプラネッツとして認めてくれないっていうことになったの。みんなと違う軌道を通ってる
からって」
「それはお前の普段のわがままな態度がいけないんじゃ…」
海王星は心の内でつぶやいた。もっとものことなのだが。
「後、やせすぎだって。女の子なんだから、ナイスバディをたもってただけなのに…」
「ああ、自業自得だな、それは。でも、別にいいじゃん、地球でだけのことだし、俺たちはお前を認めてるよ。太陽だって、勿論」
冥王星は大きく首を振った。
「それじゃあダメなのよ。