「鈴」

私の名前を呼んでくる湊が居るから

私は自分の名前を少しずつ好きになれてる。

「おいっ。」

「桐、鼻が赤いよ?」

「あー、さっきぶつけたんだ。」

「大丈夫?」

そっと鼻に触れる。

「あんま触んなよ。」

「うん、痛い?」

「少しだけな。」

「嘘だ。少しなわけないでしょ?

痛いなら痛いって言わないと助けてくれないんだよ。」

満に氷と呟くと氷を持って現れた人が数分後に

来たからそれを受け取った。

桐の鼻に押し当ててあげる。

「自分で出来るから。」

「桐って女の子にモテないでしょ?」

「はぁ?」

「こういう時は有難くやってっもらう方が

プレイボーイなんだよ。」

「意味分からねぇよ。」

「鈴にやらせてあげれば?」

湊が横でふっふふって笑う。

「桐って性格モテないタイプだ。」

「あのな!!」

「それとも私が嫌なの?」

出しゃばるなって言いたいのかな?

「別に鈴が嫌だと言ってねぇだろ。」

「じゃあ、やっぱり心がモテないタイプだ!」

「ああ、もうそれでいい。」

「桐のいいところ知れば大丈夫だよ。

きっといい人居るよ。」

「鈴に言われたくねぇよ。」

「えっ?」

「いや、鈴はモテるんか?」

「私は全然だよ。」

こんなワケの分からない子を好きだと言ってくれる

男子が居たらそれはそれで感動する。

でも、現実そこまで上手く出来てない。