で、でも、…でもさ? 「あのさ…血は繋がってなくても戸籍上は兄妹でしょ?」 だってそうでしょ? 兄妹なんだから、家族なんだから、兄ちゃんと結婚なんて出来る訳がないでしょうが!! 「それも問題無い。戸籍から雅明は抜いた、そして山科さん家の息子になった」 はぁっ…!? 『えっ!?いつ?』 えっ!ソコ? 兄ちゃん気にする所ソコ!? 「昨日!」 満面の笑みで答える両親を、これほど冷たい眼差しで見つめた事は無い…。