「兄ちゃん、…眠い。」



『そうだな…今日はこのぐらいにしてもう寝よう』



呼び方が雅明から兄ちゃんに戻ってしまっていたが、呼び方だけでは兄妹愛を超えられるハズもなく…。



もうムダな抵抗は止めようと布団に入って大人しく目を瞑るヒカル。



毎日頑張って知恵を絞っている割には、相変わらず進んでるんだか後退してるんだか分からない2人なのであった。