「おやすみなさい、雅明さん」



『ヒ、ヒカルっ…今のすげぇキュンと来た』



「アハハ」



『ありがとうヒカル。愛しているよ』



「ねぇ兄ちゃん、一応確認しておきたいんだけどさ?アタシ達のこのドキドキ感って、ストックホルム症候群とかいうやつじゃないよね?」



『ヒカル…余計な事は考えずにとっとと寝なさい』



若干の疑問は残りつつも



雅明の腕の中で幸せそうに眠るヒカルは、



まるで安心しきって眠る赤ちゃんのように、



雅明の腕の中で、一人の女として幸せな眠りについた。