「あいつ、元気かなあ? あのジャンヌ
 は」

ジャンヌとは、オレたちの高校の同級生
だった女の子なんだけど、何故かとき
どきふと暗くなるので、ジャンヌ・ダー
クと呼ばれていた。


でもオレとマルクス・アウレリアスと
ジャンヌの3人は、いつも仲が良かった。
さあ、あいつ今どうしてんのかな?



そこに、「大変だ、大変だ」と叫ぶ男の
声。
見ると、その男は新聞の号外を道行く人
たちに配っている。
オレたちもそれをもらいにいった。



「第二次銀河大戦、勃発!!」



オーマイガッ!
ついにこの日が来てしまった。


この銀河では、自由を第一とする自由
主義の星々の陣営と、いや、不自由が
一番だという不自由主義の星々の陣営と
が、長い間にらみ合っていたんだけど、
ついに、両者は開戦とあいなったのだっ
た。


「こんなことをしている場合じゃない、
 いくぞ、マルクス・アウレリアス!」

「おうよ、ヘラクレス!」


(「大銀河バトル」の更新は、ここで
 ずっと中断している。
 どうやらネコ専務は飽きたらしい)