潰れかけた会社を救うための、ネコ専務
の奮闘は続いていた。

しかしネコ専務はネコなので、やる気は
長くもたなかった。
ある日突然ネコ専務は、

「やーめた」

と言って、全てを投げ出してしまった
のである!

それを見て全ての社員たちは、
「オレたちで何とかするしかない!」
とがんばった。その結果、会社の売り
上げはぐんぐん伸び、会社はあっと言う
間に立ち直ってしまった。

そこにネコ専務が現れて、ちゃっかり
言ったものである。

「私はこれを狙っていたんだよ」


ネコ専務はこの功績により、ネコ社長に
なった。

            おしまい