3週間後、エリスはガイアの住む山奥の
館へと、生きて帰ってきた。

しかしもうエリスの左腕は、ひじから
下の腱を切られて動かせなくなってしま
っていた。

ガイアはそれを見て大いに悲しんだが、
エリスは、左腕も右腕と同じような義手
にしてほしいと自ら頼み、ガイアは妹を
ひとりで危険な任務に向かわせたことを
強く後悔しながらも、妹が望む処置を
ほどこした。


そうして、現在につながる。
エリス・ウォールの腕が今、両方とも
銀色の義手であり、両手の中指からレー
ザー・ビームが出せるようになっている
のは、そういう事情があってのことで
あった。

             おしまい