このアメリカの横暴に、ネコ部長は怒っ
てかえって闘志を沸き立たせてしまった。

ネコ部長はその後もガンガン米を売り
まくったので、アメリカ人は昼食も夕食
もご飯になってしまい、パンをほとんど
食べなくなってしまった。

しかしそれでアメリカはどうしたか?
あのように脅しはしたが、まさか本当に
東京本社の空爆はできなかったので、
アメリカはキャット大統領の陣頭指揮の
下、日本にパンを売りまくったのである!

こうして、日本人は3食ともパンになり、
おまけに週に一度はステーキを食べる
ようになってしまった。

しかしその頃には、ネコ部長もキャット
大統領もネコなので、飽きてきていた。
両者はホワイトハウスで再び対面した。
キャット大統領はこう言った。

「そろそろやめないか?君さえよければ」

するとネコ部長もこう言った。

「そうですね、あなたさえよければ」


こうして、アメリカ人はパン食に戻り、
日本人はご飯を食べるように戻ったの
だが、この一件により世界の人々は、
「日本にネコ部長あり」と知ったので
あった。

           おしまい