「おまえはおまえの本当に生きたい人生を歩みなさい。俺らのためとかでなく。気持ちは嬉しいけれど」



「あー」

ま、そうだと思うけど。




「それが父さんたちの幸せなんだよ。もっとよく考えなさい、いろいろと」

父さんは微笑む。



だけど、その笑顔に数ミリの寂しさを感じたのは気のせいだったのだろうか。




珍しく真面目な話したからかな。




あー。

なんだろ、今日はヒロキとといい、ずいぶん真面目なことばっかり言った気がする。



家族チェンジ法の日が近いからかな?