「まー。何だかんだいって俺はしないかなー。親は親だし」 玉ちゃんは言いながら、5個目のパンに食らいついた。 玉ちゃん=玉田亮平。 小学校からの同級生で、こいつめちゃくちゃよく食べる。 「まあな」 玉ちゃんはこの話題にくいついてはいるが、本人は端から『チェンジ』をする気はないみたいだ。 「もぐもぐ。ヒロキは?」 「俺は元々チェンジされてるようなもんだし」 「ああ。そっか」