『黒龍』のメンバーに正体はバレなかったが…気が休まることなかった。


とくにあの『桜鬼』の視線がずっと~私に向いていた。


はぁ~と朝から深い溜息。



「朝から疲れてる?何なら保健室…行くか?」



隣に座る准斗が私に囁く。


 ほ、保健室???


「遠慮します…」


「そう言うなよ~」


 准斗の考えていることは分かってます。