嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~

 待ち合わせ場所の駅前広場で相手を待った。



 私の家の事情を知る…加奈代(カナヨ)が副もケータイまで貸してくれた。




 「君が…杏子ちゃん??」




 一人のオトコが話しかけて来た。



 眉毛の薄い…強面の男性。首に掛けている金の太いネックレスが安っぽく光る。



 第一印象はヤクザ?



 「初めまして…杏子です」



 私は気に入られようと精一杯、愛想を振りまく。



 でも…まだ未経験の私が…体を売るなんてことは無謀なことだった。