「あちぃ~」


 俺は屋上で一人…佇む。



 人の気配がないのを確認。



 ヅラを外す…。季節は7月。ヅラなんて被る季節じゃあねえぞ…。俺の銀色の髪
が汗で濡れていた。



 いつまで俺はこんなこと…しなきゃいけないんだ!?



 「!!!?」



 屋上の扉が開く。



 俺は大慌て…給水塔の後ろに隠れる。