嵐の如く~俺様ヤンキーX最強姫+龍・飛翔編~

 俺たちはホテルへと入ってゆく。部屋の前には紫岐が立っていた。


 「ただいま…戻りました」


 紫岐が俺に頭を下げた。

 
 「ああ~傷は大丈夫なのか?」


 「はい…お前を待つ女が屋敷で待っている…」


 俺は紫岐の耳元で囁く。



 紫岐の瞳が見開き…俺を神妙に見つめる。


 「杏子だ…彼女は俺の知り合いだ…。ちゃんとVIP待遇で持て成しておいた」 


 「……ありがとうございます」