空港に程近い…ホテルの一室で佐波たちと会う手筈になっていた。 佐波に何て言えばいいのか…俺は未だに迷っていた。 激しく心は…佐波を求めているのに…肝心な言葉が浮かばない。 まるで意中の子にどう話せばいいのか悩む中学生みたいだ。 マジで情けない……。 「着きましたよ。トーヤさま」 「はやっ…!?」 「…早く会いたいのではなかったのですか?佐波さまと」 「それは~」