昨晩は寝ることが出来なかった。



 今までずっと…連絡も取れなかった…佐波に会うことが出来る。



 もう後戻りできない。


 この先…何があっても…俺は佐波を護っていくしかない。



 俺はここに来て…覚悟をキメた。



 「トーヤさま…御出発の時間です」


 葉月はノックして俺の部屋に入って来た。


 「わかってる…」