紫岐はウチの家に宿泊することに部屋は別棟だけど…。



 こっそりと私の部屋にやって来た。



 「どうしたの??紫岐」


 寝ようと電気を消そうとした所だった。


 私は電気を消さず…一人掛けのソファーに座り込む。


 「……佐波さまのおそばで寝かせて頂きます」


 私の目の前に座り込んだ。


 「え、あ…しかし…」


 トーヤと瓜二つとは言え…紫岐は別人。


 「!?」


 紫岐はテーブルの上に置かれた食べかけのアーモンドチョコを見つめた。