「目が覚めたか?紅揚羽」



 「……」



 私は体を起こすが鳩尾に痛みが走る。


 「手加減はしておいたから大丈夫だ」



 トーヤは黒のバスローブ姿。


 「ここはどこ?」



 「俺の部屋だ…お前は俺に負けたよな~。負けたら…一生俺の奴隷だと言ったはずだ」



 「奴隷って…私を奴隷にしてどうするつもりだ?」