『紅組』の者が…祐斗のお父さんを殺した!!?



「叔父は…准斗を手離すと言っている…。あまりにもキケンな橋だ…。『黒龍』に
佐波を引き渡したら…『黒龍』の思うツボ…。『紅組』もおしまい」


「……」


「佐波…准斗君のことは諦めてくれ!」


「お父さん…」



「私はお前を護りたいだけだ…」


 感情的に私の味方をしてくれていたお母さんもお父さんの反対する事情を知って黙って
しまった。