「…あなたが望んだのでしょ?彼女に消えて欲しいと…」
俺は…何も……殺したいと思ったが…殺してくれとは頼んでない…。
「…まあ~彼女もかなり反省していて、何度もあなたに謝っていましたよ~でも
…あなたが消して欲しいと言ってましたから」
葉月は俺に半分、殺しの片棒を担がせていた。
「……キレイな殺し方でしょ?彼女の臓器をね~闇医者に売るんですよ~まだ…殺し
て2時間あまりですよ…祐斗さまも触ってごらんなさい…まだ温かいかもしれませんよ」
は、葉月…!!?
俺は吐き気に襲われ、壁際にうな垂れる。
手で口元を押さえ、堪えるが堪え切れず…吐き出した。
そのまま…五臓六腑を吐き出しそうなくらい…激しい吐き気を繰返す。
