葉月は頑なに…俺には母さんから貰った薬は飲むなと言った。
葉月は母さんの魔の手から俺を守ってくれた。葉月は…俺の母さんとかんけーを
持った。巧みな言葉で母さんを洗脳して、母さんにクスリを飲ませた。
倒れた母さんに俺が献身的に看病する。
俺に看病される母さんはとてもウレシそう…。
俺には決して見せない…笑顔がそこにはあった。俺の喉から手が出るほど望んだ
母さんの愛情の象徴が…。俺は素直に嬉しかった。
長年の孤独から解放された気がしていた。
俺は自分の身を守るために…葉月を利用していた。それでも…葉月は何も言わない。
唯…俺の為に…仕えてくれた。
