「あれあれ…お父様からは何も聞かされていないようですね~」 「はぁ~」 「准斗さまいえ祐斗さまのお父様も『紅龍』の血筋で…あなた方の族『四神』を影 から支配する…ボスだってこともご存知ないんですか??」 「えっ!!!?」 私はただ…一番上に兄貴譲に言われるままに『青龍』の総長を務めていた。 「……それよりも…准斗のこと祐斗だって言わなかった??」 驚く事実ばかりだけど…いちばんの疑問だった。 「……お亡くなりなられたのは…准斗さまで、トーヤは祐斗さまです」