「…君とは表の名前で会っているね」 「葉月さん…ですよね」 「ええ…」 葉月さんは私に軽く微笑を浮かべる。私も微笑み返した。 「……あなたが本当に『黒龍』のドンですか?」 「……日本では私が『黒龍』…のドンです。『黒龍』は元々は…中国がまだ清と呼ば れた時代王族の護衛をしていた闇部隊『四龍』のひとつです」 「えっ!!!!?」 清って…世界史に出て来る清だよね…。王朝の闇部隊!!?『四龍』って何???