瑠以は私が小4の時クラスに転校生として入って来た。瑠以と私はすぐに仲良く なって、放課後もいっしょに遊ぶようになった。 クラスの子供たちはウチがヤクザだって知ってて私とは仲良くしてくれなかった。 何も知らない瑠以には悪いと思いながらも…私は瑠以と遊んだ。 瑠以にもウチの親がヤクザだってバレたが、瑠以は「関係ない…。佐波は佐波だ」 と言ってくれた。 私は柄にもなく「瑠以だけ」だってウレシくて泣いた。 私たちは本当の親友になった。