「…何だ??てめえ~」


「俺は「黒龍」のトーヤだ。この辺りのシマは「黒龍」のもんだって知ってるよな~」


「ちえっ」


男は舌打ちをして、その場を去った。


「…ありがとう~トーヤ」


女は初対面なのに…いきなり俺を呼び捨てる。


そして…俺の背中に抱きついた。


「キスして…トーヤ」


……荒ぶる俺には最適な女だった。


今夜だけの…女としては……。