お母さんに会うことはなかった。


翌日…准斗は休み。お母さんの具合がどうもよくないと朝一にメールが来た。


私は一人で登校。


空いた准斗の席を見つめながら…授業を受けていた。



体は弱くても…必ず休まず…私と登校していた准斗。


一人になるとよく分かる…寂しさ…。



体の一部を失くしたように…身が切り裂かれる思い。



どれだけ…准斗が…トーヤが大切か…わかった。


私たちは同化しちまっていた。