「あいつは…生まれつき体が弱くて…いつも母さんが突きっきりだった。俺よりも
めちゃめちゃ愛されてて…あいつが死んでから…母さんはおかしくなった…心が
病むほど…母さんは愛していたんだ…准斗を…」


「えっ!?」


聞き間違い??


「祐斗を……」


准斗も自分の言い間違いに気付いて言い直した。


「でも…准斗も体弱いじゃん」


「そうだったな~」


准斗は同調の笑みを浮かべる。