「ああぁ、あの最低な奴。」
「最低って......それ言いすぎじゃん。」
「だってそうでしょ? 人を血がでるまで
殴ったんだから。」
「だからそれはっ(いまさら言い訳?)」
「はっ?なんだ言い訳って」
この人、修平って奴をかばおうとしてるのかな。
「殴るのが楽しいなら
もっと他の事に使えばいいじゃん
その‘殴る’っていう武器をさ。」
「勝手に決めてんじゃねぇーよ。」
声のトーンが一気に下がった
さっきよりも怖い顔をしてる
あたしはバカにしていってみた
「殴った理由、ヤンキーにも ちゃんとあるんだ~。」