今日は、その再テストの日。
朝から私の機嫌を気にしている燐。

今はいい方かな。

「晃磨。今日の再テストで、燐が
 受からなかったら海に連れて
 行っちゃ駄目だからね!」

「あぁ、分ってる。
 
 燐もわかってるよな?」

「も、勿論ですよ…。」

燐のビビり方に私は大満足で、終始
にこにこしてたみたい。


そして、長かった学校が今日で終わり
明日からいよいよ夏休み。

(晃磨の学校も今日で終わり。)

「燐、今頃びくびくしながらテスト
 受けてるよ。」

桐夜君がケラケラ笑ってる。
私と麗紗は意味がわからなかったので
きょとんとした顔をしている。

「うんうん、やばいね。
 俺でもちびるな。」

と、祐志君。

さらに私達の頭の中ははてなだらけ・・・。