結局あまり暴走族と言うものが分からない
まま、私の初暴走は疑問を残したまま終わった。

あれからというもの晃磨さんのあの言葉
の意味も分からない、でも私のこの気持
ちは募っていくばかりで・・・。


「どうしたらいんだろ…。」

「悩み事か?」

「きょわ!」

「きょわってなんだよ。」
ハハと、呑気に笑ってる晃磨さん。

あんたのせいだよ・・・。

と、心の中で思いつつ、何でもないですと
答える私。


「そうか。」

「はい、心配はいりませんから。」

誰も心配だなんて言ってないのに何言ってんだか。


「何かあったら直ぐ言えよ。」

「ありがとうございます。」

「あっ、それとそろそろ敬語やめろ。」

・・・。

な、なんですと・・・。


「えっと、…。」

曖昧な私に、今すぐとは言わないと言って
部屋に戻って行った。