「…ん。…ぉん。
 
 ちょっと!美音聞いてんの?」


いきなり麗紗が叫んだ。

「ほへ…?」

「あんたね、ほへ?じゃないわよ。
 今度は何?また、諒にいじめられた。」

と、怒ってるような、心配してるような
感じを醸し出してる麗紗。


「えっと、いや、あの・・・」

オロオロしている私がうざかったのか、
キレ気味に言った。


「だから、何かあるならはっきりしな。」

うん・・・超恐いっす。


「今度さ、暴走あるじゃん。

 それに出ないかって晃磨さんが。」

「あっそれね。
 私も出るから安心なさい。」


と、胸を張る麗紗。
私は、驚きながらもお願いしますと
元気に挨拶をした。