酷い


酷すぎるあたしの人生

あたしは信じてたよ
2人の子供だって


裏切らないでよ!




あたしは飛び出した家を後にしてずっと考えていた。

家の近くには公園があった。
あたしはブランコに乗りながらボケーッっとしていた。

…追いかけてきてさえもしないんだね…



あたしは俯きながらブランコに乗っていたらいきなり

「美嘉!」
ビクッ
『……え?』

そこには息を切らして汗をかいている健汰の姿があった。

『なんでここにいるの?』

「お前が歩いてんのを遠くから見たから追いかけたんだよ。ってか、なんでお前ないてんの?」

『……え?』


あたしは知らないうちに泣いていた。