―ガチャ


「長岡ー?」

あたしの声が1人こだまする。


…なんだよ。
人よんどいて。いないのかよ。



すると、

「舞ー結ちゃん。」


と甘ったるい声をだして長岡流夜がきた。


「なんかよう?」


「あぁ。あのさ、率直に言う。俺、お前が好きだ!」


……はっ!?
長岡流夜があたしのこと好き?



「あのさ、嘘だよね?」


「嘘じゃねぇよ。俺は舞結がすき。」


え……あたし、どうすればいいの?


「あ、のさあたし、長岡のこと……」


「それ以上言うな。俺の心がもたねぇ……」


みると長岡は顔を真っ赤にしていた。



「明日…明日答え聞かせて?」


「うん。」



「じゃあな。」


長岡流夜はそう言うと猛スピードで走っていった。