あたしの隣はあいつだけ!!

「…へいへい」


若菜にはあまり逆らえないあたしは素直に靴を履いた、


その瞬間――…



ドンッ



「うぉっ…」


誰かがあたしにぶつかってきて、その拍子にバランスを崩して転んでしまった。



「痛っー!!」


しかもなんか可愛くない声を出しながら、派手に転んでしまった。



ちくしょー…

誰だよー、思いっきりあたしにぶつかってきた奴はー!?



そう思い、上を向いた。



「あ、わりぃ。いたの気づかなかった」