あたしの隣はあいつだけ!!

でもあたしにとってそれは全く苦痛じゃない。


だって人の恋バナ大好きだもん。





こんなちょっと変わったあたし(ちょっとどころではないかもしれない)でも、一応は恋をしている。




「椎香……おーい?…安村さーん?」


「ん!?」


気付いたらそこは昇降口で、目の前にはドアップ若菜がいた。



「いつまでぼーっとしてんのよ」



「へ?ぼーっとしてた?」