いつも隣にイケメン君

年上のお姉さんや、中学生、
子供連れのお母さんまで
梓をチラ見…いや、ガン見!!
何なの?!
梓は私の、私の……
何だろう?
私、どういうつもりで、
こんなこと思ってるの?
今、私の心の中にあってはいけないような感情がある気がする…。
いや、別にいいと思うんだけど、
私のプライドが許さないような気がするの…。
私……どうしたらいいの?
「あのさ、寿花……」
私の心の葛藤もつゆ知らず、
梓が小声で私に話しかけてきた。
「何。」
葛藤を邪魔されてしまい、
少々機嫌の悪い私。
「ちょっと離れてくんね…?」