いつも隣にイケメン君

パラソルの場所を見つけて、
そこに荷物を置き、二人で座った。
「………」
「………」
暇。
これがプールに来た女子高生ですか?
フツーもっときゃいきゃいと騒ぐんじゃありません?
これなら、キラ様と遊園地デートの方が100倍楽しいよーっ!
ってか、梓!
なんか喋れよ!無口か!
しょうがない…。
私が何か話すっきゃないな。
「あのー…」
「あ゛?」
うげっ!
超不機嫌!
なぜに?!
私、なんもしてないじゃん!
「寿花、何?」
梓が急かす。
ほんとなんですか、この人。