いつも隣にイケメン君

「寿花ちゃん、私達あっちの波のプールに行ってくるけど、どうする?」
志津が私の方を向いて笑顔で言ってきた。
楽しそうだなぁ…。
よし、ここは邪魔できないな。
「二人で行ってきなよ。」
「そう?じゃあ、行ってくるね!」
「うん。私達はパラソルの場所見つけてくるから。」
私がそう言って手を振ると、
志津は「ありがとー」と言って、
安藤くんと二人で波のプールの方向へ走って行った。
あの二人、もう時間の問題だな♪
さてと……
ふと横を見ると、梓オンリー。
はぁ…
こいつと二人で過ごさなきゃなのか。
まぁこうしたのは自分自身なんだけど。
だって志津のためを思ったらこうなっちゃうじゃん!
「梓、どうする?」
私がチラッと梓の方を見て
ため息混じりに聞くと、
「パラソル見つけるって、お前が言ったんじゃん。」
とクールに返された。
そうでした…。