いつも隣にイケメン君

プールの入口に着くと、
すでに男子組が待っていた。
「お待たせー!」
志津がとてとてと安藤くんの方へ走って行った。
うーん、かわいい…。
そして私は自然と梓の方へ向かう。
ま、志津達の邪魔はできないからね。
梓の前に行くと、
梓が私の全身をサラッと見た。
な、何ですか…。
「寿花。やっぱり、俺のそば離れんじゃねーぞ。」
はい?
またですか?
「だから、なんでなの?」
「いいから黙って言うこと聞いとけ。」
ウザッ!
なんって俺様なの?!
それがレディーに対する態度なの?!
やっぱり性格は最悪だわ。
ふと隣を見ると、
志津と安藤くんはイチャイチャしてるっぽいし。
今日、絶対楽しくない!