いつも隣にイケメン君

そんな時、志津が少し赤い顔をして梓の方を見た。
またカッコいい表情でもしてるんじゃないの?
ほんと、志津はミーハーなんだから…。
そんな風に思いながら
私も梓の方を見ると、
噂の安藤くんが梓に話しかけていた。
なるほどね。
そりゃあ、赤くなるわけだ。
「安藤くんだぁ…」
志津は小声でつぶやいた。
もう、もっと勇気出せばいいのにっ!
「話しかけなよ、志津。」
「むっ、無理だよぉ~…!」
もーう、シャイだなぁ…。
しょうがない。
ここは私がいっちょ一肌脱いでやりますか。