いつも隣にイケメン君

「はい、着いたよ。」
あっという間に職員室に到着した。
その間、やはり会話はなかった。
こいつといるの、キツイ…。
「サンキュ、寿花。」
梓はそう言って、私の頭を撫でた。
あ、まただ…。
やっぱり、梓にこうされると落ち着くな…。
梓は、カバンを肩に掛け直し、
私に背を向けて職員室に入って行った。
ふー。仕事終了ー。
さっ、教室行こっ!
私は、少々スキップ気味な足取りで教室に向かった。