僕の天使




「ぇ?なに?」


カホが聞き返す。


「おーい!カエデー!聞いてるー?」


カホの言葉が聞こえない。


俺は突然目の前に舞い降りた天使から
目が離せないでいた……。



―――ドクドクッドクドクッ



心臓の音がみんなに聞こえるんじゃないか

ってくらいに大きい。



初めて抱く感情だ…。


何なんだ?

この何とも言えない気持ちは…。