そして、俺の学校の前に着いた。 玲人の学校は、もう少し先にあるらしい。 玲人と別れようとして―――・・・俺は目を見開いた。 【凜央女子学園 高等部】 そう書いてあるプレートを、門の端に見つけたからだ。 「・・・・・・・・・・・・・・・は???」 背中に冷や汗が流れる。 そして、頭には最悪な状況が思い浮かぶ。 ・・・・・・・・・・・・・・・まさか・・・。