「王子はさ、テニスできるのっ??」
急に蜜羽が入ってきて俺に問う。
「一応テニス部だったけど・・・」
「おぉっ!!
テニス部とかさ、なんかの漫画の主人公にありそうだよね~っ!!その主人公と恋に落ちるのは誰かっていうのが重要な問題なんだけどさっ」
ペラペラとまくし立てるのは莉衣。
「ちょっ、蜜羽、莉衣、煩い!!
急に入ってこないでよ~っ」
妃織が莉衣に向かってそういう。
「・・・ひーちゃんに煩いとか言われたくないな~」
莉衣が妃織に向かって言った言葉は、多分みんな同感だったと思う。
とりあえず俺達は
テニスコートに向かった。


