俺が丁重に断ろうとした瞬間。





「あっ、王子っ!!
 今から体育?あたし達もなのっ」



「着替えるの、莉衣ちゃんが手伝ってあげよっか?」






なんて、急に横から割り込んできたのは・・・


蜜羽と莉衣だった。




・・・莉衣・・・妃織と同じこと言うなよ・・・








「・・・あっ、もしかして邪魔だったかな?」



「大丈夫大丈夫っ!!
 王子はあたし達のモノだから手出しちゃダメだよッ」




俺の前で驚いたような顔をしてる女に、莉衣が笑顔で言う。





女は顔を赤くして去って行ってしまった・・・。